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学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」

201512月】「頭の中

堅田弘行

先月、厚生労働省が幼稚園や小学校の教諭が保育所で働くことのできるように期生を緩和する案を検討会に示し、このまま強い反対意見が無ければ来年度から認可保育所で適用される見通しとなっている。小学校教諭が5歳児を担当することで、幼・保・小の連携に効果があることを期待しているようだが、ますます仕事量が増えてしまい職員は疲弊してしまうだろう。既にメディアの中では、保育士の処遇改善がなされなければ、問題の解決には至らないという議論がなされている。

大学の頃、小学校へ教育実習に行き、免許取得に必要な単位を履修し、卒業と同時に小学校教諭免許を獲得した。人の授業を見に行ったことも幾度かあるが、保育士養成の科目と小学校教諭取得のための科目に共通点以上に異なる点が多い。保育について学習すればするほど、今までの大学での学習内容と異なる点がいくつも見えてくる。その度に、新たな分野を学習する気持ちになってしまう。国の方針を、メディアを通して見る限り、何が正解なのかわからなくなってしまう。

保育士養成を行う者として、今、何をしなければならないのだろうか。そんなことを布団にこもりながら悶々と考えていく日が続いている。答えを出すのは物事の全体像が見えてからにしたい。今は情報を整理することに専念している。ただ、同じ教員がどんなことを考えているのか少し気になるところだ。是非いろいろな人の意見を聞いてみたい。それがきっと、学生に専門性を教えることに役に立つだろう。


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