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学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」

20152月】「しあわせ

北尾はやみ

去年、私は約20年間勤めた会社が閉鎖になるという辛い経験をした。ある事が原因で90人もの人が職を失った。
これから先どうしたらいいのか悩んでいた時、ある人からプレゼントをもらった。包装紙を開けてみるとハンカチが入っていた
ハンカチをよく見ると「あなたに幸せがたくさん来ますように」というプリントがしてあった。


次の瞬間、涙が頬をつたっていた。無言の涙である。凄く嬉しかった。と同時に、
「その人の方が何倍も何十倍も悩んでおられるのに、どうして人の幸せを願えるのだろう…」凄い人だと思った。
本来ならちゃんとハンカチとして使ってあげるのが一番なのだろうとは思ったのだが、私はこのハンカチを御守りとして常に持ち歩いている。
このハンカチのプリントの通り、持っているだけで幸せがきそうな気がしてならないのである。我ながら単純な性格である。
最近ハンカチをプレゼントしてくれた方も再就職先が決まり、頑張っておられるという話をきいた。凄く嬉しかった。
やはり知人の頑張っている話は、とても元気をくれる。自分も頑張らなければと勇気をくれる。
ある人がこう言っておられた
「朝、新しい職場に向かう時みんな(前同僚)を思い出す。不思議なものだね、ほんの数か月前までは同じ所で働いていたのに、今は別々なんだね。本当、朝通勤している時、みんなの幸せを願うよ」
人の幸せを願う事は自分の幸せにもつながる。そう思い、私は、今日も一日頑張ろうと思う。


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