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学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」

201410月】「感謝の気持ち

中嶋美佐子

本校の介護福祉士科の学生は、毎年、地域交流事業の一つとして、比田地区の老人クラブの方たちと田植え、稲刈り、そして収穫祭を行っています。今年も、収穫祭の季節になりました。スーパーで簡単にお米を買うことができる時代に、農業と全く関わりのない学生が、田んぼに入り、慣れない農作業を通して大切に育てたお米をいただく時ってどんな気持ちなのでしょう。

私は子どもの頃、両親から「お茶碗にご飯粒をのこしてはいけない。」と言われて育ちました。農家の人が一生懸命育てたお米を粗末にしてはいけないというのが理由でした。また、食べるときには「いただきます」食べ終わったら「ごちそうさまでした」と手を合わせて言うことも言われてきました。「いただきます」は「いのちをいただきます」という意味だそうです。

私はある講演会で「いのちをいただく」という本に出会いました。この本は、食肉加工センターで働く坂本さんが出会った、牛のみいちゃんと一人の女の子の実話です。人が生きるためには、他の生き物の命をいただいているということ。私たちの命は、多くの命に支えられているということを教えてくれる本でした。

命ある物すべてに感謝の気持ちを持つこと。最近、私が心がけている事の一つです。


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