Top > 学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」 > 言うのは今でしょう

学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」

201312月】「言うのは今でしょう

岩佐孝好

妻を亡くして4年が過ぎ、今では息子と二人で家事等に精を出しています。誰が決めたことではないけど、自然と食事の用意は私の担当になり、おかずを作るのに一苦労です。肉や魚の料理は一食ごとになくなる為、また次を考えなくてはいけません。その点、煮物をして置くと2、3日はもってくれるので助かります。今ではレシピ本が数冊あっちこっちにあります。

洗濯、掃除も大変です。洗って干すまではいいですが、片付けが苦手です。だから今では部屋に山盛りになっています。

物の置き場所が分からない時、妻に聞くと「あそこにあるでしょ。」あれはどこにある!!「ここにあるがね。」まるでドラえもんのポケットの内のように何でも出てくる不思議な知恵でした。

妻が元気だった頃、口癖の様によく言っていました。「上げ膳据え膳、何を出されても当たり前、たまには美味しいか、まずいか、なんとか言いなさいよ。」

そんな生活に慣れていた自分に、感謝の言葉が一言なかったことに、亡くしてみて初めて認識致しました。

そこで世の男性の皆様、もっともっと奥様に又家族の皆様に感謝を申し上げて下さい。優しい言葉を掛けて上げて下さい。

学生諸君、家族や周りの人に感謝の気持ちを伝えて下さい。

今がチャンスです。

言えるのは、今でしょう。


わたぼうし《記事一覧へ》