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学校スタッフリレーエッセイ「わたぼうし」

20139月】「人生、よく学びよく遊べ・・

石橋昌彦

私が住み暮らしているご近所に、Aさんという今年78歳になるとても元気なおじいさんがいる。今はご夫婦での二人暮らしだが、自治会などの活動にも積極的に参加し、何か困ったことが起きた時はいつも「へえ、なるほど・・・」と周りが感心させられるようなアイデアを出されるので我々近所暮らしの者にとっての知恵袋的存在となっている。

ある年の自治会の懇親会でのことである。皆で飲みながらいろいろな話をしているうち、今の子どもたちは「よく学び、よく遊べ」をしているのだろうかという話しになった。

「学び」はともかく、「遊び」については塾や宿題に追われてその暇がないのではないか、いやいやテレビゲームにハマりっぱなしで遊んでばかりだ等々の意見が出た。この時Aさんが「よく学び、よく遊び、よく働くことは子どもに限らず、大人になっても充実した人生を過ごすために必要なこと。ただ、単に受け身で学び、遊び、働いてもダメで、そこに自ら工夫したりアイデアを持つことが大切ではないか」と話された。

なるほど、自分で工夫したり考えなくても今はマニュアルがたいがいのことは教えてくれる。マニュアルのとおりにしていれば失敗や間違いはないかもしれないが、何となくさせられているようで面白味に欠ける。

Aさんは教師時代、教え子たちに「楽しくない勉強や作業も工夫やアイデアしだいで楽しい遊びになる」と教えてきたのだそうだ。

最近、「人生の楽園」や「団塊スタイル」などのTV番組で退職後を工夫とアイデアで楽しく過ごす人生の達人を紹介するコーナーが静かなブームを呼んでいると聞く。まさに「よく学び、よく遊び、よく働く」の宝庫である。

私自身、マニュアル化された管理社会の中で過ごしてきたこともあって、Aさんの話しやTV番組に刺激されながら、これからの人生いかに充実したものにしていくのか、よくよく考えてみたいと思っている。


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