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学校紹介 校長あいさつ

校長 余村 望

◇専門分野

社会福祉学

◇主な担当授業科目

「地域福祉論」
「介護福祉研究法」他

◇資格

小学校教諭第一種免許状
教育学学士
社会福祉学修士

◇職歴

知的障害者援護施設指導員を経て平成8年本校設立準備室に着任
平成21年副校長就任
平成26年校長就任

学校の教育理念というのはとても硬くて難しい文章になってしまうのですが、本当は一番に読んでいただきたい思いが詰まった文章です。ですので、少しだけ、そこに込めた本校教職員の願いや決意をお伝えしようと思います。

はじめに「全ての学生の存在の価値を尊重する」と書きました。「存在の価値を尊重する」とは、どういうことなのでしょうか。それは、皆さんの、一人ひとりの命がかけがえのないものであり、それ以上に尊いものは他にないという意味です。例え親であっても、子であっても、恋人であっても、あなたの命に代わる命にはなりえません。

「からゆきさん」という作品の作者である森崎和江という人が「光の海の中を」という随筆の中で次のように書いています。


「あなたはだれのものでもない
 あなたは ただ あなたのもの
 はるのひかりが あなたにふれて
 あなたをのばす」

私がこの随筆と出合ったのはもう三十年以上も前のことです。そして、教育理念に書き記した存在の価値とはまさに「あなたはだれのものでもない あなたはただ あなたのもの」つまり、皆さんの命、存在、生きる力のことです。この作品は、作者が思春期を迎えた娘さんにあてて書いたものです。娘さんに、それは二度目の誕生だと言っています。娘さんの命、それを育てるのは、娘さん自身なのだと言っています。その力を本来持っていると言っているのです。

そしてそれは、誰しもが同じです。本校に入学した学生たちも、もちろん私たち教職員も、本来持っている命の力で今を迎えています。ですから、これから、かけがえのないたくさんの命と出会うその時に、今度は皆さん自身が「あなたはだれのものでもない あなたはただ あなたのもの」と言ってあげることのできる人になっていて欲しいと学生たちに言いたいのす。

子どもたちに、高齢者に、障がいを持つ人たちに、生活がしんどくて未来を失おうとしている人に、心からそう言える人、それは福祉の心を持つ人です。つまり、福祉の人とは、命を守り、育てることができる人です。作者の言う「はるのひかり」になれる、そういう自分を育ててもらいたいという気持ちを込めました。

そして、もう一つ「地域社会への最大限の参加」のことです。福祉を志す人が、専門職としてその技能を発揮する、その対象となる人は、生活上の困難性を抱えた人たち、つまり社会的弱者と呼ばれる人たちです。福祉専門職は、弱者に寄り添わなければなりません。それができる強さを持たなければなりません。現代社会には、強い人よりも弱い人が圧倒的に多いということを知らなくてはなりません。かつて、高校までの教育内容に福祉の視点が導入されました。それは、将来の地域社会を支える人たちにとって福祉の視点が不可欠であるという考えが市民権を得たからです。そして今、社会教育の中に福祉の視点が根付かなくてはならないと私は考えています。本校で学ぶ皆さんは、将来、地域福祉の資源として働くことになります。

「桜は花に顕(あらわ)る」という言葉があります。春の日の桜の花々のように、「桜は花が咲いて初めて桜と分かる」という意味です。私は、野山の桜が好きなのですが、この時期そこに桜があったのだと、咲いて初めて気付きます。それは生まれいずる喜びに似ています。本校入学を目指す人たちが、本校での学びによって、そしてやがて地域に出た時に、花として顕れることを願っています。


学校紹介 メッセージ

近藤 宏樹

島根総合福祉専門学校が果たす地域の役割に期待すること

少子高齢化が進む中、安心して子どもを産み育てることができ、また、高齢者の方も障がいのある方も、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるために、福祉を担う人材の必要性が高まっています。本市では、島根総合福祉専門学校の学生に対して奨学金による支援や市内介護事業所と連携した生活費の援助など、福祉人材育成のための制度を拡充しています。一人でも多くの卒業生に、その力を本市で発揮していただくことを期待しています。

杠 佳子

島根総合福祉専門学校との出会いは10年位になるのでしょうか。保育所で、実習の学生を受け入れた事で児童福祉課の先生との出会いが始まりました。私の保育人生を話しの中で「先生に講義をして頂くと、学生が保育士になりたいと思う気持ちが強くなります。是非 是非・・」と十分すぎる言葉を頂きながら講師依頼を受け保育課程論を担当させて頂いています。一人ひとりの学生の気持ちを受け止め理解をしていくのは難しいのですが、何回か授業をする事で学生がとても可愛くなってきます。私流の保育を講義に中に取り入れて行きたいと思っています。そして、なにより自慢をしたいのは教職員の方々です。講義だけでなく学生の気持ちを受け止めて、根気よく関わりを持ち、温かい気持ちで今後の方針の相談にのっておられる姿に感動をしています。メディア社会の今問われるのは、人と人を繋ぐあたたかい心ではないでしょうか。それができるのが島根総合福祉専門学校と思っています。

学校紹介 学校沿革

1997年 広瀬町立島根総合福祉専門学校の開校
広瀬町は、1996年から高校生の進路調査・福祉人材の需要調査など研究を重ね、1学年35人の介護福祉士養成施設の設立に踏み切り、4月、全国で3番目の町立専門学校「広瀬町立島根総合福祉専門学校」を開校した。
1998年 文化祭の名称を「萌黄祭」と決定
3月、第1回の文化祭を実施。学生、教職員全てを対象に名称を募集。第1期生が「草木が芽吹き、真っ直ぐに成長していく」ようにとの願いを込めた、『萌黄』の名称を提案した。
2000年 萌黄奨学金の設立
安来市による奨学金「萌黄奨学金」制度がスタート。高校現役卒業生はもとより、社会人入学生に学習の道を開く大きな支えとなる。
2001年 学校法人広瀬学園の設立
めまぐるしく進化する社会情勢に的確に対応し、これまで以上に地域社会に有為な福祉人材を育成するために、学校運営を町立から法人に切りかえる。広瀬町長を法人理事長に迎え、町の支援体制はそのままに、さらに魅力的な学校づくりにむかってスタートする。
2002年 新学科設立の検討を開始
時代が求める子育て支援のマンパワー「保育士」の養成に焦点をしぼる。
2004年 島根県で2校目、民間養成校としては初めての保育士養成科「児童福祉科」を開設
「児童福祉科」を開設。広いライフステージを対象とした福祉人材育成の体制が整う。
★第1回すくすくまつり 開催
学生たちの学びの集大成として地域の子どもたち招き交流する保育まつりを開催。名称を、子どもたちの健やかな育ちを願って「すくすくまつり」とした。
2006年 同窓会「やまぼうしの会」設立
★地域交流事業始まる
超高齢社会における中山間地域の生活活性化を目標に、農村高齢者生活体験プログラムとして比田地区老人クラブとの交流をスタート。
2007年 幼稚園教諭免許教育連携コース発足
保育士国家資格とともに時代が求める幼稚園教諭免許の取得を可能にした。
2009年 介護福祉士養成修学資金制度「芽ぶき」開設
人材不足が懸念される介護分野において県内初となる養成校・介護事業所提携修学資金支援制度を創設。
2012年 幼稚園教諭免許教育連携コース 2年制の導入
3年課程が主流だった。本課程を、卒業と同時に幼稚園教諭Ⅱ種免許が取得できる2年課程に変更する。
2013年 福祉人材育成修学支援金制度の施行
学費支援と卒後定着を目的として、福祉事業所と協働する人材養成・確保を行う新たなしくみづくりを行う。
2016年 児童福祉科 松江学園南キャンパスを開校